〜小学校高学年〜
小学生高学年では、母音(あ,い,う,え,お)から始まる単語を発音する時は少々吃ってしまっていましたが、コミュニケーションには影響がない程度でした。
例えば、「英語の授業めんどくさいね」と友達と会話をするとしたら、「えっ,えっ,英語の授業めんどくさいね」のような感じです。
このような時は、「今日の英語の授業めんどくさいね」など、母音から始まらない単語から話し始めていました。ですので、日常生活でも人前での発表でも特に大きな問題はなかったです。
しかし、教科書読みだけは、苦手でした。その理由は、母音から始まる単語だった場合、文章を変更する訳にはいかないため逃げ道を作れなので吃ってしまうため苦手でした。なので、ドキドキしながら、順番を待っていました。
また、この頃はクラスの学級委員をやったり、割と活発に発言だったり発表などができていました。
〜中学生〜
中学生でも小学校高学年の時と同様に母音から始まる単語を除いて特に症状はなく、教科書読みや発表も行うことが出来ていました。
しかし、中学3年生になった頃、高校受験のために私は個別授業の塾に行きました。授業自体では、コミュニケーションはしっかり取れて質問したり、吃ることなく話すことができましたが、授業が終わって「ありがとうございました」という「あ」が出てこなくて話せなくなってしまい、頭を下げて退室するという感じになってしまっていました。きっと、挨拶できなくてあまり良くない印象だったかもしれません。でも、調子が良い時は、すっと「ありがとうございました」と言える時もあり、毎回吃ることはありませんでした。
そんなこともあり、高校入試の面接では、退室する時が一番緊張しました。もちろん、面接自体も緊張していました。緊張で言葉が出なかったらどうしようとか、色々考えていました。ですが、いざ面接が始まったらなんとか、すらすら話すことができて悪い印象は与えることはなかったと思います。
この時は、この経験から吃音のことを気にしない方が成功できるかもしれないと考えるようになっていました。
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